12日(金)に浜松・富塚西会館、13日(土)に掛川・たまりーなで開催された「宮崎ますみのヒプノセラピー・ワークショップ」。
定員を満たして、無事終了いたしました。
今回は、「静岡新聞びぶれ」を見て参加を申し込んだという初参加の方も多くいらっしゃいましたが、皆さん自分自身を開放&解放し、充実した時間を過ごされたことと思います。
今回のテーマは、「内なる声に耳を傾ける」。
まずは自己紹介からスタート。
ふつうは自己紹介の後が「本番」と思うかもしれませんが、実はこの時間がメインといえるほど重要なのです。
皆さんの口から出てくる参加の動機、今の自分の声、悩み。たとえば、「人前でうまく喋れない」「子どもを怒鳴り散らしては後で自分を責めてしまう」「自分に自信を持てない」「この先自分が何をして生きていけばいいのかわからない」「ふだんは仕事を通じて人を癒しているのに自分の心のケアができない」「信頼している人に裏切られた」「親子関係がうまくいかない」「人とうまくコミュニケーションがとれない」「家族が病気で未来に希望を持てない」「自立できない子どもが心配」…。
それぞれが語る心の内は共感でき、誰にでも似たような経験があるものです。
皆さんが話すのを聞きながら、「あ、私だけじゃないんだ」「私も喋っていいんだ」と、顕在意識と潜在意識の間にある膜がだんだんと緩んでいきます。
ますみさんは、その一つひとつに耳を傾け、セッションにいらした方の似たようなケースを挙げ、その方が気づきを得るまでのプロセスについて話します。
すべての答えは自分の中にあり、自分で自分を癒すことができる。
いま起きている、ネガティブな思い、マイナスの出来事のパターンは、「現在」始まったことではなく、過去に起きたことがトラウマとなっていることが多い。
内観して原因を知るだけでは、開けっぱなしになった蓋を閉めることも吐露したマイナスの出来事を処理することはできない。
そこまでは19世紀のフロイトまでのやり方。
さらに一歩進んだのがヒプノセラピー。
まずは、そこにフォーカスし、暴れている、あるいは傷ついているインナーチャイルド、根っこを十分に癒す。
そして、記憶を書き換える。
科学的にも証明されていることだが、私たちの脳は「実際に起きたこと」と「イメージの中で思い描いたこと」の区別がつかない。
現在も過去も未来もない。
そこで、利用するのが「イメージの書き換え」。
過去にさかのぼり、解決していなかった自分の思いを解決する、マイナスからプラスに書き換える。
根源的な解決ができたことでトラウマは消え、自信が持てるようになる。
よく言われること。
「今、起きていることには意味がある」
「悪いことのように思えることでも、経験は学ぶために起きている」
確かにその通り。
でも、何度も繰り返してしまう、パターンにはまっている、抜け出せない―。
それは、結局本当に学んではいない。
ヒプノなら先に学んでしまうことで、マイナスを回避できることも可能となることも。
ますみさんは、自らの体験を語り、「先に経験を学ぶ」例についても話してくれました(あ、1日目と2日目ではテーマは同じですが、ライブセッションみたいなものなので、当然参加者の話によって持ち出す例も変わります)。
つまり、大切なのは「気づき」のあとに、ネガティブな自分、パターンにはまっている自分を「手放す」こと。
「パートナー」や「子ども」、「友人」「上司」を変えようとするのではなく、自分がその思いを手放し、自分が変わること。
そして、揺るぎない自分、内なる声(魂)と調和した自分を立脚する。
長くなったので、このへんで止めておきますね。
皆さんとの「セッション」が終わったあと、横になって「ネガティブな思考からプラスの思考に変換する」ためのプチ、ヒプノ体験を行いました。
まずは、ますみさんの誘導により、深いリラクゼーションの状態へ。
ますみさんの声が心地良く、身体の隅々まで癒されていきます。
眠りにつく前、あるいは目覚めたばかりの「まどろみ」の状態が、顕在意識と潜在意識の間の膜(クリティカルファクター)が取り払われていくとき。
そして、こう10回唱えます。
「私は、毎日あらゆる面において、どんどん良くなっていく」
これは、ヒプノセラピーのほんの入り口、簡単な暗示法ですが、ワークショップに参加された方が、自分を変えていくきっかけとなりますように―。