宮崎ますみのWS報告2「インナーファミリー療法」

 

宮崎ますみのWS報告2「インナーファミリー療法」






















二日目のワークショップは、掛川市「たまり~な」。男性2
名と宮崎ますみさんの教え子たちを含む16名が参加して行われました。

 

テーマは「インナーファミリー療法」。

 

ますみさんは、まずヒプノセラピー、催眠療法についてわかりやすく説明し、その後、親子の関係について次のように語りました。

 

子どもの世界は、家庭か学校かといったように狭いもの。

特に、母・父・兄弟など家族にどんな言葉掛けをされて生きてきたかがその後に深く影響する。

 

たとえば、「可愛くない子ね」とか「あなたなんか、産まなきゃよかった」と、たとえ本気ではなく言った場合でも、子どもはそのまま素直に受け入れ、純粋に言葉をそのまま植え付けていく。

 

 

前日のレポートでも説明しましたが、8歳~9歳になると、クリティカルファクターという膜が顕在意識と潜在意識の間にできます。

膜ができることにより、理性で判断できるようになるわけですね。

もちろん、社会生活を送る上では必要なことですが、膜ができる前に受けた傷は蓋をしたまま残ってしまいます。

 

 

そう、あなたの中のインナーチャイルドは傷を抱えたまま残っている。

決して癒されることなく―。

 

「どうして私が欝になるの?」

「なぜ私ががんにならなくちゃいけないの?」

 

被害者意識を持っても、症状を作り出しているのは自分であり、その原因は自分の中にあるもの。

 

催眠の状態に入り、深いリラクゼーションの中で潜在意識とコネクトし、自分の中をみていくと、その原因がはっきりとわかってくる。

 

虐待や事故などの場合、完全に記憶を失っていることが多いのは、思い出して苦しまないよう、蓋をしているから。

でも、起こったことを忘れていても潜在意識はわかっているので、苦しい。

トラウマという形で残っていることもある。

 

そうした傷は誰もが大なり小なり持っているもの。

 

満たされない状態、孤独感、悲しみを抱え、自分が認められないまま蓋をされてしまう。

 

そんな風に育つと、大人になっても苦しいまま。

愛が欲しい、満たされたい、認めてほしい。

 

不健全だとわかっていても、暴力を受けても、愛が欲しいとその中にしがみつく、共依存の状態に陥ってしまう。

 

ポジティブに言われ続けて育った子は、充分に愛されている、満たされた気持ちを持っている 自信を持って生きた大人になる。宮崎ますみのWS報告2「インナーファミリー療法」

 

 

そこで、親に頼らず自分の中に、理想とするインナーマザー、インナーファザーを持ち、愛で満たしていく「インナーファミリー療法」が役立つというわけです。

 

欲しかった言葉、して欲しかった行為、それらをイメージの中で実現し、記憶を書き換えていく―。

 

自立した人間として相手にしっかりと対応し、健全な関係と距離感を築くこと。

 

共依存の関係は、それができないから苦しいんですよね。

このように、親子の関係、インナーファミリー療法の理解を深めた上で、デモンストレーションを見て、ますみさんによる全体誘導のもと、インナーマザーあるいはインナーファザーに会う体験を行ったのでした。

 

このテーマに決めた時、ますみさんから頂いたメッセージの終わりの言葉が心に強く刻まれています。

 

「魂の中心に立脚し、美しく生きるために」

 

そんな風に生きられたら、どんなに素敵でしょう。

 

この日、デモンストレーションで催眠療法を受ける役となった仲間のMASAMIちゃんが自身のブログに、ワークショップの様子をアップしていますので、そちらもどうぞご覧くださいね。

http://happyluna.hamazo.tv/



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