月夜と書と赤レンガ倉庫と

夜の帳が下りると同時に、まあるい月が輝き
赤レンガ倉庫と芝生のステージが浮かび上がった。
月夜と書と赤レンガ倉庫と



井上馨介さんの奏でるジャズトランペットの音色が響き、
その影がレンガの壁に大きく映し出される。
月夜と書と赤レンガ倉庫と



ろうそくが揺れる幻想的な空間に現われた袴姿の鈴木宥仁さんは、
凛として所作が美しい。
トランペットとのコラボレーションは見事に調和し、
静かに見つめる人々の心を捉えていた。
月夜と書と赤レンガ倉庫と



時折すーっと風が吹き、人と人の間を抜け、ろうそくの炎を揺らし、
赤レンガ倉庫の上へとのぼっていく。
飛白体の書とともに、まるで月の神様も舞うかのように―。

月夜と書と赤レンガ倉庫と


明治に建てられたというお茶屋さんの倉庫、ジャズの調べ、そして優雅な書…。
素敵な夜に感謝。



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書道&酒豪の会(2011-10-21 18:42)

この記事へのコメント
ジャズと書??(墨絵)?西洋と東洋の不思議なコラボレーションですね。

 どちらも 自由な感情表現なのでうまくマッチですね。
Posted by 花ちゃん at 2010年07月28日 14:41
花ちゃん!?
って、もしかして、あの“花さん”ですか?
コメント、どうもありがとうございます。
そう、不思議だけど、魅力的なコラボでしたよ~。
墨絵ではなく、飛白体という技法の書です。
ほんとは近くで見る方が刷毛の描く曲線の遠近が面白いんですけどね。
Posted by masayamamasayama at 2010年07月29日 22:17
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    コメント(2)