震災から半年、私が始めた東北支援のカタチ

昨日、9月11日は、東日本大震災から半年、奇しくも米同時テロから10年を迎えた日でした。

何度かブログにも書いているように、私の故郷は岩手県宮古市であり、同時テロの起きた10年前は米LAに住んでいました。

3月11日の地震発生後、私ができることは小さいことだけれど、何ができるのだろうとずっと考えてきました。

赤十字などへ義援金を送っても、すぐに被災者を救うことにはならない。
寄付したお金が、いつどこにどんな風に使われるのか私にはわからない。

なので、なるべく直接被災地の皆さんに役立つ協力を選びました。

・岩手県へ義援金 
・友人を通じて宮古市大槌町に住む方へ義援金
・岩手大学「学び応援プロジェクト~20年後の未来のために~」文具支援に参加
・浜松市社協を通じて毛布寄付
・帰省時、友人の協力のもと、子ども服や新品の下着などを宮古市磯鶏の在宅避難者と大槌町の避難所へ
・友人の「ふみえ展」に、ほんのちょこっと協力


そして、半年を迎えた昨日、新たな支援を始めました。

復興市民ファンドです。
私が選んだプロジェクトは、下記の3つ。

●三陸牡蠣復興プロジェクト「復興かき」オーナー募集
http://www.sanriku-oysters.com/ 
・支援を希望する牡蠣漁師さんに資金を分配。宮城県と岩手県の漁協が参加
・1口1万円。復興後に牡蠣20個が送られる。
・運用・利益分配はなし。


●「菱屋酒造ファンド」
http://www.musicsecurities.com/communityfund/details.php?st=a&fid=195
・1口10,500円のうち、5,000円がファンド。5,000円が支援金。500円がミュージックセキュリティーズの手数料
・出資口数3口以上の投資家特典として、日本酒送付、蔵見学会への参加
 
震災から半年、私が始めた東北支援のカタチ


菱屋酒造は、故郷・宮古市唯一の酒蔵。ここの「千両男山」は昔からあるブランドだが、数年前から純米酒を始め、「旨い!」と感激。以来、帰るたびにこのお酒を飲んでいた。後で青森の銘酒「田酒」も手掛けた南部杜氏が仕込んでいたことを知る。
http://www.asahi.com/food/news/TKY201105300239.html

津波により酒蔵は破壊されたが、奇跡的に1つのタンクだけが被害を免れ、「復興の酒」として発売。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110418_13

たまたま7月の帰省時に叔父が連れて行ってくれた鮨屋で呑むことができました! 
感激もひとしお。美味しかったなあ…。
なので、千両男山の復興支援ができるのは本当に嬉しい。


●「星のり店ファンド」
http://www.musicsecurities.com/communityfund/details.php?st=a&fid=187
・1口10,500円のうち、5,000円がファンド。5,000円が支援金。500円がミュージックセキュリティーズの手数料
・出資口数に応じて、無農薬米(震災前に収穫のもの)と復興一番のりのセット。イベント参加

実は岩手県の海苔屋を探していたのですがなかったので、宮城県の海苔屋さんを選びました。16年かけて「完熟のり」を作ったという熱い店主の話に感動、共感を覚えたので。

と、ここまで読んで、「なあんだ、結局、日本酒と肴がほしいだけじゃん!」と思ったあなたはスルドイ!!

自分の好きなものを復興する応援をしながら、その復興の品も手に入れられる。
どんな風に復興していくのか、そのレポートもちゃんと確認できる。

利益分配はまずないだろうけど、夢を一緒に見ることができるのは、大きな楽しみになると思いませんか。
被災地域の産業が復興すれば、雇用を生み出し、地域経済の活性化にも繋がります。

他にも共鳴できる復興プロジェクトが出たら、支援していくつもりです。
そうですねえ、他にも地酒とかウニとかワカメ、鮮魚とかあるといいなあ(にんまり)。



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